ブッキング、別荘やアパートメントなどの宿掲載が500万室突破
2018年4月11日(水) 配信
ブッキング・ドットコム・ジャパン(アダム・ブラウンステイン代表、東京都港区)は4月10日(火)に、通常のホテルではなく、別荘やアパートメントなどの宿タイプの掲載室数が500万室を突破したことを明らかにした。日本のホテル・旅館の全客室数は16年に約156万室(厚生労働省調べ)となり、今回の規模の大きさが分かる。近年はホテルだけでなく、さまざまなタイプの宿泊施設への需要が高まっている。引き続きホームタイプなどの施設掲載を充実させ、旅行者の多様なニーズを取り込んでいく考え。
「別荘やヴィラ、旅館など、個性豊かな宿泊施設を、他のどの旅行プラットフォームよりも多く提供している」(同社)。同サイトに掲載される宿泊施設タイプの中でも、ユニークなホームタイプの施設は前年比で27%増と伸びている。従来選ばれてきたホテル、ビジネスホテル、リゾートに比べ、急増しているカテゴリーだ。
同社が昨年行った調査によると、全体の30%が「18年はアパートメント、アパートホテル、コンドミニアムなどに滞在したい」と回答。従来の施設タイプとは異なる需要があることが分かった。別の調査では、全体の21%が「近い将来に自宅を旅行サイトに掲載することを考えている」と答え、さらにホームタイプの市場は活性化していくと予測する。
ブッキング・ドットコムのホーム・アパートメント企画戦略担当のバイスプレジデント、オリヴィエ・グレミヨン氏は、「旅行者たちは、通常のホテルのほかに、アパートメント、ハウスボートなど、ありとあらゆるタイプの宿泊施設での滞在に大きな関心を寄せている。私たちは、どんな希望であれ、ユーザーが望む宿泊体験にピッタリ合った個性的な宿を紹介することを目標に据えている」と述べた。