今秋ハワイに新施設、リゾ婚断念層を開拓(ワタベウェディング)
ワタベウェディングは今秋、ハワイのコオリナ第2ラグーンにハワイ最大規模のハイクラスのウェディングリゾート施設「ホヌカイラニ コオリナ・プレイス・オブ・ウェリナ」をオープンする。12月24日から販売を始めた。施設は同ラグーン内で3番目。
12月9日の会見で同社の渡部秀敏社長は「考えられる限りのハワイらしさを取り入れている。ここに行かないと実現できないクオリティーを実現する」と意気込みを語った。「国内に流れていた客を取り返しにいく」と、リゾート婚断念層の取り込みを狙う。リゾート婚希望層は約5万組がいるといわれ、そのうち約7割が国内のホテル、ゲストハウスに流れているという。
施設の特徴は一方通行の自然な導線設定。チャペルの入口から、庭、パーティー会場まで同じ導線を2度通らない。他の挙式者を気にしないで、挙式からパーティーまでゲストハウス同様のプライベートなセレモニーを実現できる。チャペルのデザインは、ハワイアンに大切にされてきた「HONU(ウミガメ)」。海に浮かんでいるような臨場感と、270度の大パノラマが売り。
サービスコンセプトは「7つのウェリナ」。ウェリナとはハワイ語で「愛を込めて」の意。全米レストラン・ランキングでトップ10、ハワイ・リージョナル・キュイジーヌのマスターシェフ、アラン・ウォン氏監修による料理のほか、パーティーマスターによるパーティーの準備から進行、演出までの手伝い、プロ集団によるウェディング・フォトなど、ハイレベルのサービスコンビネーションを用意する。
ウェディングプランは原則すべてパーティー付パッケージ。オリジナルプランと新婦のヘア&メイク、ローズマリー衣装プラン、6人分パーティーがセットのスマートプランの料金は52万9千円。
販売目標組数は2010年下期1千組、11年通期で2千組を目指す。