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〝職場力〟など研修、11月に島根で全国大会(全旅連青年部)

2010年1月21日
編集部

 全国旅館生活衛生同業組合連合会の青年部(井上善博部長)は1月14日、東京都内で2009年度第3回県部長サミットを開き、宿の地位向上委員会や広報委員会が主催したセミナーを行った。

 冒頭、井上部長は「大河ドラマ『龍馬伝』がスタートし、幕末の時代は混迷しているなかで、気概と志を持った青年が大きな仕事を成し遂げた。私も昨年の所信として『誇り・絆・友情』をスローガンに掲げたが、改めて、我われ旅館・ホテル業の誇り、仲間との絆と友情を大切にし、この1年をしっかりと頑張っていきたい」と新年のあいさつをした。

 「今年11月25日には青年部の第20回全国大会が島根県で開催される。ぜひ『縁結び』の地・島根にお越しいただきたい」と力強く呼びかけた。  宿の地位向上委員会(鈴木治彦委員長)のセミナー第1部は、「旅館業界『職場力』の実態」をテーマに講演会を開いた。

 事前に職場意識調査のアンケートを実施したオブリージュ(村橋克則社長)のエグゼクティブプランナー・末永栄一氏は「変化の激しい時代には、社長の力量や指導力だけでは上手くいかない。社長と従業員が作り出す強い職場力が必要」と述べた。

 さらに、職場力を決める3つの要素として、(1)安心感(2)達成感(3)連帯感――をあげ、「これらを作り出すのは経営者のリーダーシップ」と強調した。

 第2部の講演「学生の就職活動に関連したキャリア開発」では、富士常葉大学総合経営学部准教授の大久保あかね氏が「観光産業と地元の大学の連携のススメ」について語り、「2週間程度の企業研修を行うインターンシップの参加率は大学生全体の7%程度。旅館もぜひ多くのインターンシップ生を受け入れてほしい」と語った。

 第3部の「大学生・若旦那コラボ!~旅館の魅力を見つけよう~『泊まる』『働く』を考える」では、富士常葉大学観光ビジネスコースの学生らが、同委員会メンバーと連携して、昨年12月に長野県鹿教湯温泉で行った合同合宿の報告を行った。

 合宿を通じて、学生と若旦那らが共同でつくった宿泊プランなどの発表も行った。

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