第5回エコツーリズム大賞、大賞など10件を表彰
環境省はエコツーリズムを実践する地域や事業者の優れた取り組みを表彰するエコツーリズム大賞を設けているが、第5回の表彰式が1月14日に埼玉県飯能市で行われた。応募のあった83件のなかから大賞を受賞したのは「海島遊民くらぶ」(三重県鳥羽市)。このほか、優秀賞3件、特別賞6件が選ばれた。
海島遊民くらぶは、おもてなしのスキルを持ったプロガイドによる地元学・自然についてのエコツアーを実施している。講評では企業やNPОと連携してユニバーサルエコツアーを実施。学校との連携強化で次世代の育成にも注力するとともに、地域に呼びかけてエコツーリズム協議会準備会を設立するなど活動の幅や地域での広がりが見られる点が評価できるとしている。
なお、同くらぶは第2回(06年)に特別賞、第3回(07年)に優秀賞を受賞している。 その他の受賞者は次の通り。
【優秀賞】
富士山登山学校ごうりき(山梨県富士吉田市)▽紀南ツアーデザインセンター(三重県熊野市)▽砂浜美術館(高知県幡多郡黒潮町)
【特別賞】
知床オプショナルツアーズSОT(北海道斜里郡斜里町)▽ゆっくりずむ北海道(同札幌市)▽JTB関東(埼玉県さいたま市)▽あそんで学ぶ環境と科学倶楽部(東京都中央区)▽地域観光プロデュースセンター(滋賀県大津市)▽エコガイドカフェ(沖縄県宮古島市)