〈観光最前線〉かくれキリシタンの里
2018年4月20日(金) 配信
今年の世界文化遺産登録を目指す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。その構成資産のひとつ「平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳)」がある長崎県平戸市の春日集落に今年4月、新たに観光案内所も誕生した。
かくれキリシタンの里として知られる同集落は、平戸島最高峰の安満岳のすそ野から海に向かって棚田が広がる景観美も魅力で、国の重要文化的景観にも選ばれている。
案内所は、集落内にある民家を改修したもの。内部では集落で継承されてきた納戸神などを展示するほか、集落の風景や歴史を紹介した映像も流す。地元特産品の販売や電動アシスト自転車のレンタルも行う。また、地元住民が常駐し、集落の習慣や暮らしぶり、信仰などについて話を聞かせてくれるという。
【塩野 俊誉】