伊勢参拝昨年上回る、各エリアの新着情報も(三重県交流会)
三重県(野呂昭彦知事)は2月4日、東京都内のホテルで2010年度三重県観光・記者発表会および交流会を開いた。交流会では、三重県内の観光行社や市町など約40団体がブース出展、松坂牛や伊勢海老など地元食材も振る舞われた。
辰巳清和観光局長は、「1830年、伊勢神宮参拝が全国的なブームで、半年間で日本の人口の6人に1人、460万人が伊勢へ訪れたといわれている。今年はその年から数えてちょうど180年。60年に1度のおかげ参りの年。昨年は798万人と記録的な人が訪れ、今年はすでに1月で223万人と昨年を上回るペース。たくさんの方に来ていただきたい」とPR。
エリアごとの担当者は新着情報を紹介。鳥羽・志摩エリアからは、海女さん自らが登場し、話題の海人小屋体験をPRした。海女さんたちと会話を楽しみながら、獲ったばかりの新鮮な魚介を炭火で贅沢に焼いて食べられる。
東紀州エリアの担当者は、熊野古道から、初心者向けの松本峠コースをおすすめ。鬼ヶ城や七里御浜、獅子岩など世界遺産の集中地域でもある。
中勢、松坂・奥伊勢エリアは来年のNHK大河ドラマ「江(ごう)~姫たちの戦国~」で、注目が集まりそうだ。江は織田信長の妹・お市の三女。幼少のころ、津市で暮らしたといわれている。
毎年恒例の観光ポスターもお披露目された。「常若」「伝統」「繋ぐ」をキーワードに、新らしく架け替えられた伊勢神宮の宇治橋、紅葉の赤目四十八滝、夕暮れの関町、雨の熊野古道の風景が選ばれた。
海女さんや忍者、レースクイーンをはじめ、人気マスコット、ご当地キャキャラクターが野呂知事を囲んでフォトセッションも行われた。