今年のGW旅行動向(JTB)旅行人数・費用ともにプラスへ
「国内…マイカーで遠距離志向」
「海外…3年ぶりに50万人突破」
JTBがこのほどまとめた2010年ゴールデンウイーク旅行動向(4月24日―5月4日)によると、国内旅行人数は前年同期比0・9%増の2150万人、海外旅行人数は同4・3%増の50万8千人と、ともに前年を上回る見通しだ。
今年のGWは4月30日を休めば7連休となる。加えて、高速道路のETC休日特別割引も7日間連続で適用され、国内はマイカー利用の宿泊旅行の増加や、遠距離志向が強まることが予想される。また、大河ドラマなどの影響で、高知や松山、長崎の人気が高まりそう。平安遷都1300年祭で関西方面の観光客の増加も見込まれる。
一方、海外旅行は、曜日配列の良さや、安定した円高が後押しし、07年以来3年ぶりに50万人を超える見通し。遠距離では欧州、ハワイ、近場ではグアムや中国の人気が高まっている。
1人当たりの旅行平均費用も上回りそうだ。国内旅行は同3・0%増の3万8千円。海外旅行は同4・7%増の22万3100円と増加する見込み。