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立山黒部アルペンルート、大町側が開通

2010年4月21日
編集部

 立山黒部アルペンルートは北アルプス・立山連峰を貫き長野県大町市と富山県立山町を結ぶ、日本を代表する山岳ルート。晴天に恵まれた4月10日、長野県側ルートに当たる大町市―室堂間の約30キロが冬季閉鎖を終えて開通した。当日は地元観光関係者や一般招待者など約300人が恒例の「オープンカーニバル」に参加。黒部ダムや黒部平、大観峰などから、白銀の北アルプスの山々の雄大な眺望を楽しんだ。

 関電トンネルトロリーバス発着地の扇沢駅や黒部ケーブルカー乗り場の黒部湖駅などで、テープカットや花束贈呈などの開通セレモニーを行うとともに、黒部ダムでは今シーズンの安全を願って玉ぐしをささげるなど安全祈願祭を実施した。

 また、富山城主佐々成政の冬の北アルプス越えの故事にちなんで、県内外から公募した武者軍団による雪中行軍も再現。黒部平では埋蔵金掘り出しや勝どきを上げ、黒部ダムではくす玉を割るなどして、アルペンルートの開通を祝った。

 JR信濃大町駅前の開通式であいさつに立った牛腰徹大町市長は、昨シーズンも利用者は100万人台を維持したとし、「長い冬の期間を経てアルペンルートが今日から開通するが、今シーズンも雄大で素晴らしい景観を一人でも多くの人たちに味わってほしい」と述べた。

 富山県側の雪の大谷などを含む全線開通は、1週間後の17日だった。

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