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宿泊客1万人アップを、帰りのフェリー代無料(小豆島ふねタダ大感謝祭2010)

2010年5月1日
編集部

 香川県・小豆島の宿泊施設や観光施設、フェリー会社で組織する「小豆島観光誘客合同会議」(委員長=木下恭一郎小豆島国際ホテル専務)は、8月23日から10月31日(団体プランは9月30日)まで、帰りのフェリー代金を無料にする「小豆島ふねタダ大感謝祭2010」を実施する。

 高速道路料金値下げ以降、落ち込みが続く観光客数のテコ入れをはかろうと企画した。海水浴などでにぎわう夏季と紅葉シーズンの間のオフ期に設定し、前年同期比で宿泊客1万人アップを目指す。

 島内宿泊客数の約8割をカバーする同会議加盟16宿泊施設の該当プラン利用者が対象で、土庄―高松、土庄―新岡山、池田―高松、草壁―高松、大部―日生、福田―姫路港の6航路で使える復路無料クーポン券を渡す。最大で8970円(福田―姫路航路で自家用車搭載の場合)が無料になる。

 4月14日から各施設や同会議のホームページなどで申し込みを受け付けている。  キャンペーンにあわせ、家族で楽しめる宝探しゲームや地域通貨「オリーブクーポン」の設定、島内アクセスの充実などを同時展開する。

 4月16日に大阪で開いた説明会で木下委員長は「マイナス要因は多いが、1人でも多くの人を島に迎えたい。このキャンペーンの成功は来年、再来年の取り組みにつながっていく。島民一体で観光小豆島のブランド力を上げていきたい」と意気込みを語った。

 なお、キャンペーン開催中の7月19日―10月31日には県内の島々を舞台にした「瀬戸内国際芸術祭」(同実行委員会主催)も開かれ、小豆島も開催場所の一つになっている。

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