LCC各社の中長期的な成長に対応 NAA第3ターミナルを増築
2018年5月7日(月) 配信
NAAがこのほど、第3ターミナルを増築すると発表した。2022年春の完成を目指す。現状の2倍にあたる約1500万人規模の取り扱い能力を持たせる予定。具体的な増築規模やフロアプランなどは、今後入居航空会社と協議したうえで決定する。
土地は、現在日本航空(JAL)が使用している第5貨物ビル部分を使用。今後、この第5貨物ビルの機能代替施設を建設し、跡地にターミナルビルを増築させる。LCC各社の中長期的な成長に備えるための抜本的な能力増強で、開設当初の予想を上回るLCC(格安航空会社)の成長が背景にある。第3ターミナルは、LCC受け入れ態勢強化のために15年にオープン。その後利用者数が順調に推移し、ターミナルビルの混雑などが発生していた。NAAはこれに対し、到着ロビー増築 による出発動線と到着動線の分離など大幅な機能強化策を発表している。