山中湖で愛犬と宿泊できるリゾートホテル「Wan’s Resort」開業へ
2018年5月7日(月) 配信
山中湖で愛犬と共に宿泊できるリゾートホテルが開業へ――。「わんわんパラダイス」などを運営するセラヴィリゾート泉郷(小西滋社長)が5月16日(水)、新ブランドの「Wan’s Resort」を山梨県・山中湖村にオープンする。立地を生かした景色、愛犬が喜ぶ設備や環境作りなど、飼い主と愛犬に寄り添った施設とサービスが売り。6月下旬には静岡県・伊豆、その後滋賀県・琵琶湖周辺にワンズリゾートの開業を見通すなど、今後は力を入れていく方向だ。
2001年から山梨県・八ヶ岳で始めた「わんわんパラダイス」は現在、7施設に拡大。ただ「18年目を迎え、マンネリ化している感がある」(同社)と振り返る。ワンズリゾートでは、わんパラよりも2倍弱の人員を増やした。トレーナーや動物介護士などの資格を持つ人材を集め、飼い主が安心して宿泊できる環境を整えた。
約800平方㍍のドッグランや一部客室、レストランからは富士山を望む。屋上のパノラマガーデンでは富士山はもちろん、山中湖と周辺の大自然を楽しむことができる。ドッグランにはアジリティー(障害物)を設置し、レストランに山梨県産のワインや地酒をそろえた。
客室は全24室。人・犬用のアメニティを充実させ、各室に愛犬が滑りくい床材を用いた。愛犬専用のシャワールームも用意した。2階にあるサロンは宿泊者に開放するほか、犬に関する勉強会やセミナーを開いていく考え。1階のラウンジ横にはショップを構え、遊び道具や限定品、かわいらしいドッグウェアなども販売する。
「愛犬と泊まれるホテルは我われの大きな目玉。全社一丸となりこのワンズリゾートを成長、発展させ、成功に導くことを約束したい」。小西社長は4月24日(火)の発表・内覧会で、意気込みを語った。今後は同施設を国内7カ所で展開する予定。愛犬と宿泊可能な施設が少ない関西方面にも進出し、さらなる需要の掘り起こしをはかる。
すでに客からの反応も上々だ。夏までの週末の予約はほとんど埋まっているという。同日、山中湖村長の高村文教氏は「地域の活性化につながる」と述べ、開業を歓迎した。
問い合わせ:tel 0555(62)8811