日観協と合体、年内に詳細決定、第10回TIJ総会で承認
「観光立国の強力なエンジンに」
日本ツーリズム産業団体連合会(TIJ、舩山龍二会長、183会員)は6月8日、東京都千代田区のグランドプリンス赤坂で第10回通常総会を開き、日本観光協会との合体などを承認した。
10回目という節目を迎えるにあたり、舩山会長は「この10年は観光業界の飛躍に携われ充実した10年だった」と述べ、日観協との合体については「これから始まる10年は、新しい組織となり、観光庁の強力なパートナー、観光立国推進の強力なエンジンとなれれば」と思いを語った。
10年度は「ツーリズム産業の連帯と拡大をはかり、観光立国の実現を目指す」ことを基本目標に、「休暇改革事業」「ツーウェイツーリズム事業」「広報・啓発事業」「産学連携事業」の4本柱の強力な推進と組織強化に取り組み、観光立国の実現へ向けTIJが主体的な役割を担うことを確認した。
09年12月の理事会から検討を続け5月19日に合意書を交わした日観協との合体も、本総会で承認。合体準備協議会(仮)を立ち上げ、年内を目途に新組織名、制度設計、業務運営方針など、実務協議を重ね、結論を出していく予定だ。
また、役員の一部改選も行われ、大西賢日本航空社長、小川矩良日本ホテル協会会長、佐々木隆之西日本旅客鉄道社長、新堂秀治全国空港ビル協会会長、太田耕造日本ツーリズム産業団体連合会事務局長の計5人が新任理事として就任し、大西氏は副会長に就いた。