はとバス 創立70周年を記念し初公開施設を組み込んだツアーなど造成
2018年5月10日(木) 配信
はとバスはこのほど、夏の宿泊付きと日帰り、東京・横浜観光バスツアーを発表した。創立70周年の節目を記念し、過去の人気コースの復活や、初公開施設を組み込んだ商品を造成した。
宿泊付きバスツアーでは、10年ぶりに北海道コースが復活。最上級バス「ピアニシモⅢ」で世界遺産知床半島や富良野、美瑛を巡る。このほか花火大会や富士山登山、夏休み家族向けコースなど74コースを造成し、1万1600人の利用を目指す。
日帰りバスツーは、春からの継続商品を含め138コース(前年114コース)を造成。同2・1%増の6万5千人の参加を目標に据える。目玉はバスツアー初の住友大阪セメント栃木工場の見学と鉱山を巡るコースで、ダイナマイトによる発破工程を見学できる。
東京・横浜観光バスツアーでは、17年前の人気コース「よしもと芸人と行く! ルミネ the よしもと」が復活。スペイン料理の昼食を取りながら、お笑いミニライブを楽しめる。136コースで同1・7%増の21万8100人が目標。
□史上初 はとバス整備工場を公開
同社は、創立70周年を記念し、整備工場を始めて一般に公開するツアーも造成した。同ツアーは7―8月の4日間限定で、現役の整備士の案内を聞きながら、バス整備のようすを学べる。
また、60 周年記念コースとして発表され、1 年間で約 9千人が参加した「あの時この街東京紀行」も、70 周年記念リバイバルコースとして復活。10 年前には完成していなかった東京スカイツリーの車窓見学など、新たな東京の観光名所をコースに組み込んだ。移動中は車内のモニターに映し出される過去の写真・映像と車窓の景色を見比べながら、バスガイドの案内で東京の時代の移り変わりを体感できる。
このほか、ミリタリー系バスツアーでは、防衛大学校のキャンパスと走水低砲台跡をガイドの案内のもと見学するツアーを造成した。