3社共同で会社設立へ、国際航空券の発券、仕入業務(日旅、トップツアー、KNT)
日本旅行とトップツアー、近畿日本ツーリスト(KNT)の3社は7月2日、国際航空券の発券と仕入業務を統合するための共同出資会社「ビジネストラベルネットワーク」を今月末に設立するとした。日本旅行とトップツアーについては、業務の統合と会社設立を既に4月に発表していたが、KNTも新たに参画した。
新会社の資本金は7500万円で、出資比率は日本旅行が46%、トップツアーが36%、KNTが18%。所在地は東京都港区に置く。従業員数は約30人。また、4月の時点ではエヌオーイー(林田建夫社長、東京都千代田区)とエフネス(岡田直樹社長、東京都千代田区)も業務統合に加わっていたが、今回の出資は見送った。
3社は新会社の設立で、公示運賃国際航空券の発券業務と仕入れ業務を統合し、コストの削減やサービスの向上を目指す。発券ボリュームを背景に、同業務での旅行会社の収益確保を狙う。なお、3社の2008年度の公示運賃取扱実績の合計は、約800億円。