飛騨高山「本陣平野屋 花兆庵」が総工費1億8千万円かけリニューアル
2018年5月11日(金) 配信
本陣平野屋(有巣秀司社長、岐阜県高山市)の運営する飛騨高山の旅館「本陣平野屋 花兆庵」はこのほど、「華やぎ」「眺」「麻葉」「碧」4タイプの新客室をオープンした。日本の伝統建築を活かしつつ、心地良さも実現した新客室に仕上げたという。日本の伝統建築と岐阜県ならではの「木」を活用し、総工費1億8千万円をかけリニューアルした。
本陣平野屋は飛騨高山の観光名所、赤い中橋に近い25室の旅館。年間平均客室稼働率90%以上で、顧客のリピーター率も高い。近年はトリップアドバイザーのトラベラーズチョイスに選ばれるなど訪日外国人旅行者からの評価も上々だ。急増する訪日外国人旅行者を見越し、装いを新たに需要の取り込みに勢いをつける。
□最上階 貴賓室「華やぎ」
最上階の部屋の眼下に位置する名所「高山陣屋」のながめを独り占めする圧巻の90平方㍍。3つの部屋があり、広々としたリビングルームには、飛騨高山の家具「キタニ」特注ソファを配した。岐阜県小田陶器製の照明など、岐阜県産にこだわった部屋づくり。「贅沢にくつろぐための客室」(同社)とする。人数は2~5人で、1人4万7520円から(税込・2人1室利用時)。
□ジュニアスイートルーム「眺」
最上階から見渡す飛騨高山の町の景色。60平方㍍の和洋室は、飛騨高山の家具「柏木工」のカウチソファで部屋の名のとおり「眺(ながめ)」を楽しめる。過ごしやすさを重視しつつも、遊び心も忘れず、ツインベットルームと、24時間入浴可能な檜風呂にて、旅の疲れを癒やしてくれるという。人数は2~5人で、1人4万2120円から(税込・2人1室利用時)。
□ジュニアスイートルーム「麻葉-あさのは-」
3階一番奥、まるで隠し部屋のような佇まいの和洋室「麻葉」。岐阜県特産のモザイクタイルをふんだんに使った風呂はジャグジー付きで、24時間入浴可能。何度も入りたくなる、女性に大人気の客室だ。和室にはソファを配置し、照明に岐阜県産小田陶器を使用した。シモンズのベッドルームは、年配の家族との旅行にもおすすめ。人数は2~5人で、1人4万2120円から(税込・2人1室利用時)。
□ジュニアスイートルーム「碧」
「碧(あお)」という部屋の名前のイメージの和洋室。浴室にはステンドガラスをあしらった。和室には座りやすさを追求した高さのある座布団、ベッドルームにはロッキングチェアを用意した。「大人のワクワクのんびりを約束する」(同社)。人数は2~5人で、1人3万9960円から(税込・2人1室利用時)。