企業の倒産件数10カ月連続減少(6月の倒産)
帝国データバンクのまとめによると、6月の全国企業倒産件数は前年同月比16・2%減の1085件、負債総額は同40・2%減の2837億2300万円となった。倒産件数は10カ月連続で減少となったが、3カ月ぶりに1千件を超えた。
負債総額は5カ月連続の減少になる。負債10億円以上の倒産が49件(前年同月は86件)にとどまり、大幅な減少となった。
倒産の要因・背景については(1)建設業が310件(同16・7%減)と、最多件数となった前年同月の反動減も影響(2)負債5千万円未満の零細企業の倒産は同2・3%増の523件――などと分析している。
業種別では、7業種中、建設業(同16・7%減の310件)、製造業(同24・1%減の145件)、卸売業(同32・8%減の135件)の3業種は同40件以上の大幅減。一方、小売業だけは、同7・6%増の185件と上回った。