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邦人援護件数3.7%増、政情不安のタイがトップ(外務省 09年度)

2010年8月1日
編集部

 外務省はこのほど、2009年の海外邦人援護統計を発表した。それによると海外における事件・事故などにかかわる総援護件数は前年比3・7%増の1万6963件、総援護人数は同4・1%増の1万8843人となった。海外渡航者数は同3・4%減と3年連続で減少しているなか、総援護件数と総援護人数は2年連続で増加した。

 分類別でみると、強盗・窃盗・詐欺(被害犯罪・財産犯)が1・3%増の5160件、遺失(旅券・財布等)が5・0%減の2672件、その他(事故・犯罪加害・他案件)が9・7%増の9131件。内訳は窃盗が4334件(構成比25・5%)、遺失が2672件(同15・8%)、所在調査が1648件(同9・7%)、疾病が949件(同5・6%)など。

 地域別では、アジアが5・2%増の7305件と最も多く、次いで欧州が3・2%増の4056件、北米が4・2%増の3409件、中南米が2・4%減の736件、大洋州が4・4%減の734件、アフリカが6・4%増の432件、中近東が0・7%減の291件。

 在外公館ごとの援護件数をみると、タイが1193件と最も多く、(2)上海1071件(3)フィリピン927件(4)ロサンゼルス742件(5)フランス684件(6)ニューユーク668件(7)イギリス657件(8)韓国641件(9)香港629件(10)中国451件など。

 疾病者はアジアが最も多く681人、次いで欧州が125人、北米が81人と続く。行方不明者はアジアが63人、欧州が21人、北米が16人など。麻薬犯罪者は合計56人中、アジアが34人と6割以上を占めている。

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