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2次交通手段として、旅館で格安レンタカー(熱川温泉)

2010年8月1日
編集部

「7軒が空き駐車場活用」

 温泉地とレンタカーチェーンが新たなビジネスモデル――。静岡県東伊豆町の熱川温泉組合(小倉吉太郎組合長)の7軒の宿泊施設は7月16日から、中古車レンタカー事業を全国展開するワンズネットワーク(島一徳社長、千葉県習志野市)と提携。低価格のレンタカーを旅館・ホテルで借り、旅館・ホテルに返却するという新しいスタイルのレンタカー事業をスタートさせた。

 旅館・ホテルは空いた駐車場を活用することで、通常のレンタカー料金を約半額に抑えて提供できるようにした。宿泊先で申し込み手続きから返却まで一貫して行える簡便さに加え、格安の料金設定により、宿泊機会の増大や延泊につなげたい考えだ。

 同事業に参画する宿泊施設は、紫雲閣ホテルオグラ、熱川一柳閣、熱川温泉粋光、熱川館、ホテルカターラ福島屋、臨泉閣、熱川プリンスホテルの7軒。小倉組合長は「お客様の2次交通手段として、レンタカーの潜在需要は認識していた。まず7軒の宿泊施設で実験的にスタートし、今後、熱川温泉の滞在スタイルの多様化に繋げたい」と期待している。

 一方、ワンズネットワークは06年7月、全国で初めて良質な中古車利用により、従来の半額以下の料金を実現した、格安レンタカー事業「ワンズレンタカー」のフランチャイズチェーン(FC)展開を開始。最近は、立体駐車場やホテルなどとのFC契約を強化している。今回の熱川温泉との取り組みは、「新たなビジネスモデルを観光振興に応用するテストケース」と捉えている。

 利用料金はMクラス(マーチなど)1時間1050円、当日2625円、24時間3150円、Lクラス(プレマシーなど)同1260円、同4200円、同5250円。1BOXクラス(セレナ)1時間1575円、当日7350円、24時間8400円に設定。

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