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中国こども大使を招待、KNT「旅通じて子供に笑顔を」

2010年8月21日
編集部

 近畿日本ツーリスト(KNT)は7月26―30日の5日間、2008年に中国・四川省で発生した大地震に被災した子供たちを「中国こども大使」として日本へ招待した。同社創立55周年プロジェクト「みんなの笑顔が見たいから」の一環として、「旅を通じ子供たちの笑顔をとりもどしたい」をテーマに企画。子供たちは小学4―5年生の35人。山梨県甲府市で小学生と交流、記念植樹を行ったほか、富士山や箱根周辺、東京ディズニーランドなどの観光を楽しんだ。

 28日夜には東京都内のホテルで「中国こども大使交流会」が行われた。26日、北京まで「こども大使」を迎えに行ったKNTの吉川勝久社長は「国家旅遊局の祝副局長ともお会いし、『素晴らしい事業である』と高い評価と謝意を受けた」と報告。「両国の人口からすると、とても少人数の交流ではあるが、このような中日間の良好な関係が、子子孫孫、世々代々に渡って育まれることを願ってやまない」と語った。また、子供たちに「元気に旅をしていますか。帰ったら、みんなに日本のことを話してあげてください」と話しかけ、元気な返事を受けた。

 在日本中華人民共和国大使館の張成慶参事官は「この旅により、子供たちがパワーをもらい、四川に戻って新しくスタートできると信じている。日本の良さ、日本の方々の親切さを中国の皆さんにたっぷり伝えていただきたい」と語った。こども大使からは、感謝の気持ちを込めて、歌や踊りなどが披露された。

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