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「旅館コンサルタント大坪敬史の繁盛旅館への道(44)」タブレット対応HPは必須か?

2018年5月27日
編集部:井坂 和香

2018年5月27日(日) 配信

スマホ、タブレット対応のホームページの構築を

 当社のクライアント先のスマホ比率を、グーグルアナリティクスでリサーチしたところ、最高でスマホ比率が80%超えの施設がありました。これには非常に驚きました。

 およそ、スマホ比率の平均は50から65%の範囲内でしたが、近年タブレットで検索する比率が上がってきたことも影響して、(タブレット比率が)15%近くの数値を計上している施設もありました。

 ここまで読んで、内容がご理解できない方は、まず自社のホームページ(HP)製作会社(管理会社)に問い合わせてみて下さい。
 「うちの宿のスマホ比率どうなっていますか」と確認をすれば、すぐに分かると思います。

 さて、ここから本題ですが、HPのレスポンシブ対応の必須が言われて久しい昨今、早めにレスポンシブ対応を実施した施設ほど、
「PC」ホームページ、「スマホ」ホームページの2つのサイトを構築されておられます。

 これら2つの対応サイトを構築しているだけで、モバイルフレンドリーテストには合格します。
 ※モバイルフレンドリーテストについては、下記にアクセスして参照下さい。 

ぜひ、皆さんの施設のURLも確認してみてください。

 ただ、いくらPCサイトを作り込んでも、モバイルフレンドリーでないと意味をなさない、というのが最近の潮流です。

 話を戻しますが、タブレットで検索した場合「スマホ」ホームページが表示されます。
しかし、タブレットの大きさに対して、「スマホ」ホームページは「スマートフォン」向けの大きさに作られていますので、歪な画面に見えてしまいます。

 タブレットを使う人は、PCページをご覧になって操作することもありますが、多くのサイトはタブレットで検索した場合に「スマホ」ページがヒットしてしまいます。そうなると、タブレットで検索したお客様のイライラ感がつのり、離脱率が上昇します。その結果、転換率が下がって、せっかくHPを検索いただいたお客様を逃してしまうことにもなりかねません。

 ただ、タブレットを使ってHPを見る人の比率が今までは低かったので、積極的な対処はしていませんでした。皆様の施設でも、タブレットの比率が10%未満の場合は、早急な対処は必要ないかと思われます。

 しかし、10%を超えたとなると、今後は対策をした方が公式HPからの受注は増えることでしょう。結論からいいますと、今さら言うまでもないことですが、スマホ対応は必須です。

 さらに、タブレット比率が10%を超えたら、タブレットでも最適化されるホームページの構築が望ましいと断言できます。

 成果の測れない紙媒体や、ムダな広告をかける費用があるのであれば、今一度公式HPを見直されることをオススメいたします。

コラムニスト紹介

大坪敬史氏

旅館コンサルタント 大坪 敬史 氏

大手旅行会社での実務業務を経て船井総合研究所入社。インターネットを駆使したWeb販促&直販売上倍増&即時業績向上ノウハウには定評があり、数多くの宿泊産業の業績向上に貢献。観光文化研究所を設立し代表取締役。

 

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