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次期部長に横山氏(土佐御苑専務)2人立候補 初の投票選挙に

2010年9月21日
編集部
次期青年部長の横山公大氏
次期青年部長の横山公大氏

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(井上善博部長)は9月14日、東京都千代田区のグランドプリンスホテル赤坂で臨時総会を開き、次期・第20代(11―12年度)青年部長に、財務担当副部長の横山公大氏を選出した。横山氏は高知県高知市の土佐御苑専務取締役。36歳。

 今回、次期部長立候補受け付け期間中に、横山氏と、政策会議議長の森晃氏(長野県野沢温泉・旅館さかや専務取締役、41歳)の2氏が立候補。40年余りの歴史を持つ全旅連青年部で初めて投票による選挙となった。青年部のホームページ上にも立候補者2氏によるネット演説文や所信が掲載されていた。

 井上部長は「『次代の青年部を背負っていこう』という気概と情熱を持って立候補していただいた2人に本当に感謝している。部長選任選挙という未来を託す重大な任務を各都道府県部長にお願いしたい」と語った。

 その後、立候補届け出順に森氏、横山氏の順に15分間の演説を行った。森氏は「日本の観光はパイの争奪からパイを増やす」必要性を強調し、旅館業界の生き残りへ、有給休暇の取得促進や高速道路料金制度などへの積極的な提言と行動、インバウンド客の集客の重要性などをあげ、青年部で「生き残りに必要な力を付ける礎となる活動をしていこう」と訴えた。

青年部初の部長選挙に
青年部初の部長選挙に

 一方、横山氏は「利他精神~夢を語り、背中を魅せる」をテーマに「DREAM RYOKAN PROJECT」など10項目の活動目標を掲げ、「夢を語らなくなった旅館業界にもう一度わくわくする夢をたくさん打ち出し、実現に向けて取り組みたい」と強調した。さらに「青年部はいい経営者、いい大人になるための修行道場」とし、「今まで培ってきた最高の友人たちのネットワークで最高の2年間を演出したい」と呼び掛けた。

前原誠司国交相も参加
前原誠司国交相も参加

 都道府県の部長47人に投票権が与えられ、選挙管理委員会(伊丹一茂委員長)の定める規約に則り、選任選挙を実施。投票結果は横山氏25票、森氏21票、棄権1票となり、僅差で横山氏が次期青年部長に選ばれた。

 続いて開いた首都圏ブロック大会(波木井孝幸ブロック長)では、観光振興議員連盟会長の川内博史氏が基調講演を行った。その後「民主党議員を囲む若手旅館経営者の集い」には、前原誠司国土交通大臣をはじめ多数の民主党議員が出席した。また、午前中には青年部員らがNHK受信料の見直しと、ホテル・旅館の建物に係わる固定資産評価の見直しを求める陳情活動も行った。

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