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冬場の高原を特別開放、「ノルウェイの森」ロケ地

2010年11月1日
編集部

 映画「ノルウェイの森」(トラン・アン・ユン監督)が、12月11日に全国公開する。これに伴い、ロケ地の兵庫県神河町・砥峰高原では来年1月15日から2月12日まで、通常、冬場は閉鎖され見ることができない雪の高原を開放する。毎週土曜日にロケ地めぐりを実施する予定。

 原作の小説は言わずと知れた村上春樹氏の代表作品。1987年刊行以来、累計発行部数は1千万部を超え、国内小説の発行部数歴代1位を記録している。

 ベトナム系フランス人のトラン・アン・ユン監督は、映画化のため何年もかけて村上氏を口説いたという。撮影も数年にわたったが、その理由の1つが監督のイメージに合うロケ地の高原探し。そのイメージに合致したのが、兵庫県のほぼ中央に位置する標高800―1千メートルの高原地帯・大河内高原のなかの砥峰高原だった。

 2008年の10月と09年の2月、6―7月に主演の松山ケンイチさんと出演者の菊池凛子さん、霧島れいかさんが訪れ、砥峰高原を中心に峰山高原でも撮影を行った。

 撮影に同行した神河町建設課の山下和久課長補佐は、「砥峰高原は約90ヘクタールの一面にススキが広がっていて、これがイメージにぴったりだったそうだ。撮影中監督は何度も『ビューティフル』を繰り返し、絶賛していた。特別試写会で作品を見たが、同地の魅力が余すことなく表現されていた。とくに雪のシーンはとても綺麗だった」と語り、映画公開とともに観光客の増加に期待を寄せている。

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