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No.263 楽器を持って旅に出よう♪ - 音楽好き、鳴子に集まれ

2010年11月1日
編集部

楽器を持って旅に出よう♪
音楽好き、鳴子に集まれ

 宮城県の鳴子温泉で10月11日、手づくりの音楽イベント「楽器を持って旅に出よう♪こんさ~と」がJR鳴子温泉駅内にあるナイスホールで開かれた。「旅先で音楽を楽しんでもらおう」と鳴子温泉観光協会理事の宮本武氏が発案。出演者も裏を支えるスタッフも皆がボランティアで参加し、温泉街を楽しみながらイベントを作り上げる。温泉に魅かれた性別も年代も違う人たちが「音楽」という一点で結ばれていく。手づくりの温かいイベントを追った。

【伊集院 悟】

「音楽で街を元気に、温泉にプラスアルファの魅力を」

 きっかけは一冊の雑誌だった。「楽器をもって旅に出る」。雑誌に踊るキャッチコピーが示していたのは、各地で開かれるJAZZフェスに代表される音楽イベント。「これをもう少し小さい規模で鳴子温泉でできないか?」そう宮本氏が思い、東鳴子温泉「旅館大沼」の5代目湯守大沼伸治氏に相談したのが今年の春。

 宮本氏が経営する喫茶店「玉子屋」にはギターが飾られている。青年期にはビートルズに魅了され、音楽一筋だった。「玉子屋」では観光客がぶらりと寄っては、マスターである宮本氏との世間話を楽しみ、ときにはギターを取り出し皆で演奏をすることも。「実は音楽好きの人は世代を問わずに多い。若いときにバンドを組んでいた、ギターに夢中だった、レコードが擦り切れるまで音楽を聴いていた、そういう隠れ音楽家、隠れ演奏家が多く、『音楽』が性別、年代を越えて縁を結んでくれる」と宮本氏は話す。

(左から)宮本武氏、大沼伸治氏
(左から)宮本武氏、大沼伸治氏

 「音楽を通して何かおもしろいこと、町に人を呼ぶことができないか?」そう相談された大沼氏はさっそく、「旅先で音楽の演奏を楽しむ」をテーマに、ライブを企画した。鳴子温泉に客としてよく泊まりに来ていた宮城県塩釜市出身のカメラマン平間至さんに連絡を取った。平間さんは、2008年に中学3年時の同級生と30年ぶりに、ハードロックバンド「ディープパープル」のコピーバンドを再結成していた。さらに、同じく中学時代の同級生で07年に結成した「ナカムロンリーハーツリハビリークラブバンド」、17歳の新進気鋭のシンガーソングライターちひろさんなど出演陣が決まる。

 

※ 詳細は本紙1399号または日経テレコン21でお読みいただけます。

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