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「ゆかたクレジット」開始、温泉街のつけ払いがヒント

2010年11月11日
編集部

 兵庫県豊岡市の城崎温泉は、10月31日からデジタル外湯券で外湯の入浴、買い物、音声ガイダンスなどが簡単にできる「ゆかたクレジット事業」を始めた。デジタル外湯券は「ゆめぱ」と命名。温泉街に7つある外湯で、ゆめぱをかざすだけで入浴ができる。

 城崎温泉では、旅館に宿泊すれば外湯巡りが無料になり、ゆかた姿でスナックに行けばつけがきき、翌朝旅館で精算できるなどの習慣がある。今回のシステムはこの習慣をヒントに2年前から産業技術総合研究所の協力で実現した。

 ゆめぱは、旅館が発券するバーコード外湯券や、利用者が持つおサイフ機能付携帯電話または、SUICA・ICOCAなどのICカードのいずれかを有効化したもの。利用者が同意書に記入すれば、バーコード入浴券、おサイフ機能付携帯電話、ICカードいずれかにつけ払い機能を付けることができる。この機能は年内に始める予定。

 ゆめぱの導入で入浴客にとっては、外湯の混雑状況などがリアルタイムで分かるようになる。また、旅館組合側はデータを収集、分析することで観光戦略にも役立てていく。

 音声ガイダンスは外湯や町の案内をゆめぱをかざすことで聞けるサービス。外国人観光客向けに英語の案内も用意する。

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