神戸追加で3つ星12軒、ミシュランガイド京都・大阪・神戸2011
フランスのタイヤメーカー・ミシュランは10月19日、神戸市内の兵庫県公館でレストランを星の数で評価するミシュランガイド「ミシュランガイド京都・大阪・神戸2011」の発表会と出版記念パーティーを開いた。
同社は昨年10月に「京都・大阪」版を発行しているが、11年版で「関西の主要都市の1つで、国際色豊かな食文化が育まれている神戸」を追加した。
11年版で掲載の施設は312軒で、このうちレストランが239軒、ホテル42軒、旅館31軒となっている。最も評価の高い3つ星は12軒(京都7軒、大阪3軒、神戸2軒)で、神戸地区からは創作料理のレストラン「カ・セント」と日本料理の「子孫」が選ばれた。三つ星昇格は京都の「なかむら」、大阪が「柏屋」と「太庵」。
施設全体の6割が日本料理で、そば、寿司、天ぷら、串揚げなどを加えると8割を超える。
新たなカテゴリーとして京都のおばんざいや鳥料理、ゆば料理も加わった。また、今回から1人5千円以下で食事できるレストランも40軒選ばれた。
なお、神戸地区の旅館では有馬温泉の「欽山」が1つ星に選ばれたほか、御所別墅、陶泉御所坊、中の坊端苑など7軒が快適な旅館として掲載されている。
ミシュランガイド総責任者のジャン=リュック・ナレ氏は「世界には3つ星レストランは90軒しかない。そのうち12軒が京都・大阪・神戸から選ばれたことは賞賛に値する」と高く評価した。