麗澤大学とKNT首都圏、連携講座「観光ホスピタリティ論」を開講
2018年5月30日(水)配信
麗澤大学(中山理学長、千葉県柏市)経済学部と近畿日本ツーリスト首都圏は4月から、連携講座「観光ホスピタリティ論」を開講した。同大学経済学部初の観光科目として7月まで授業が行われ、115人が受講する。全15回の授業のほか、PBL型(Project Based Learning:課題解決型)のフィールドワークも実施する。
同講座は、麗澤大学経済学部経済学科のグローバル人材育成専攻で4月から新たにスタートした「国際観光ホスピタリティコース」の目玉。団体・個人向け国内・海外旅行や訪日外国人向けの旅行商品などを扱うKNT首都圏を中心に、訪日旅行事業専門会社のKNT-CTグローバルトラベルや、人材派遣会社ツーリストエキスパーツも協力した。
3社は、「今後日本で開催される国際的なビッグイベントを活用して日本の魅力を世界に発信する取り組みの紹介」や「 インバウンドマーケティングへの対応状況の解説」、「おもてなし精神の涵養やその実践ワーク」などの授業を提供する。 また、 千葉県内の観光産業の振興と各地域の活性化についてのさまざまな事例紹介を通じ、観光と地域経営の関わりについての理解を深める授業も展開する。
□観光ホスピタリティ論 講義概要(講座一例)
地域経済と観光Ⅰ:「地域の課題」を解決するキーとしての「観光」とは?
(担当:近畿日本ツーリスト首都圏)
地域経済と観光Ⅱ:日本のMICEの現状と最新事例
(担当:近畿日本ツーリスト首都圏)
地域経済と観光Ⅲ:千葉県内観光産業の振興と各地域の活性化の事例
(担当:ちばプロモーション協議会)
インバウンドマーケティング総論:訪日旅行の現状と日本の魅力発信業務
(担当:KNT-CTグローバルトラベル)
接遇、おもてなし精神の涵養:通訳案内士マニュアルに準拠した講義やフィールドワーク
(担当:ツーリストエキスパーツ)
フィールドワーク:実際の農園で行われている戦士的な経営や6次産業化への取り組み学習
(担当:近畿日本ツーリスト首都圏)