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JTB 2011年旅行動向見通し

2011年1月1日
編集部

「国内は“3連休増加”で微増」

 JTBがこのほど発表した2011年の旅行動向見通しによると、国内旅行人数は前年比1・2%増の3億200万人とわずかに前年を上回る見込み。

 一方、海外旅行は円高の継続や、羽田空港の国際化で近隣アジアへの旅行が増加することが見込まれ、同3・7%増の1730万人とプラスで推移する見通しだ。

「海外は羽田国際化で3.7%増」

 訪日外国人数も羽田空港の国際化により便数が増えた韓国、中国、香港、台湾といった東アジアからの旅行者の増加が見込まれ、同5・7%増の920万人と堅調な伸びを予測する。

 国内旅行は、土・日・祝日の3連休が前年に比べて3回も多いほか、10年12月には青森、11年3月には鹿児島まで新幹線が延伸することで、遠距離旅行が増加するとみている。

「訪日外国人は5.7%増の920万人」

 海外旅行は、1月には羽田空港からニューヨーク、2月にはロンドン、3月にはバンクーバー便が就航し、海外旅行の選択肢が増える。さらに、地方から羽田経由で目的地に向かうルートや、往路は羽田便の深夜便を利用し、帰路は成田空港を使うというルートも可能となる。LCC(格安航空会社)が乗り入れ空港を増やす動きもみられ、選択肢の多様化が一層進むことが予想される。

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