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ねぶたの家「ワ・ラッセ」、1月5日にオープン

2011年1月24日
編集部
最優秀賞など5台の山車を常設
最優秀賞など5台の山車を常設

 青森市に1月5日、ねぶた祭りの保存伝承と、ねぶたを核とした市民や観光客などさまざまな交流の場を演出する、ねぶたの家「ワ・ラッセ」がオープンした。

 場所は青森駅近くの八甲田丸から青い海公園に至るウォータフロント地区の一角。建物は2階建て。外壁を囲むように格子状の鉄が縦に伸びる特徴的な外観。

 有料部分となるねぶたミュージアムは1階から階段またはエレベータで昇った2階が入口。入口脇には昔のねぶた小屋を再現した2台のジオラマと現在のまつりのジオラマ1台が出迎える。

 入口を入るとすぐにまつりのようすを2つのスクリーンで紹介するコーナーがあり、続いてねぶたの歴史を、年表を用いて説明。ここのコーナーにはコンピューターにより来場者がねぶた面の絵付けをぬりえ形式またはフリーハンド形式で体験、自身の作品を壁面に飾られた面に投影させることができる。

 次のコーナーでは現在までに4人のみのねぶた名人や1963(昭和38)年からねぶた祭りで実施されている田村麻呂賞(現在はねぶた大賞)に選ばれた山車、そして2010年の大型ねぶたの山車22台を写真パネルで展示している。天井に金魚ねぶたも飾られている。

 ここから内部はスロープになり、1階のねぶたの山車を展示するねぶたホールに向かう。途中の見晴台と名付けた中2階からは通常の目線と違った高い位置からの山車を見ることができる。中2階には名人作のねぶた面の実物も展示。

 ねぶたホールでは直近のねぶたまつりで運行された山車のうち最優秀賞や優秀賞に選ばれた5台の山車が常設、12人のねぶた師の紹介とねぶた面も展示している。ここでは土曜、日曜、祝日にはねぶた囃子の披露やはねと体験も行う。

 このほか無料ゾーンにはねぶた関連の冊子やパンフレットを集めた情報コーナーやイベントホール、カフェ・レストラン、イベントホール、ショップ、多目的ホールなどがある。

 有料ゾーンの入場料は大人600円、高校生450円、小・中学生250円。10人以上の団体は同540円、同400円、同220円。開館時間は午前9時―午後6時(5―8月は7時まで)。無料ゾーンの開館時間は施設により異なる。休館日は12月31日、1月1日。

 問い合わせ=電話017(752)1311。

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