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9月20日から「新しいカタチ」テーマにツーリズムEXPO、来年は大阪で初開催

2018年6月7日(木) 配信

(左から)日本観光振興協会の久保理事長、JATA田川会長、JNTOの清野理事長、竹川さん

世界最大級の観光産業の総合見本市・ツーリズムEXPOジャパン2018が9月20(木)~23日(日)まで、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれる。テーマは一般消費者向けが「見つけよう。旅の『新しいカタチ』。」、業界関係者向けが「創ろう。ツーリズムの『新しいカタチ』。」に据えた。来年以降の地方開催を前に、今年は1つの集大成と位置づける。なお、来年の開催地は大阪。

 主催者の日本観光振興協会と日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)は6月6日(水)、東京都内で概要発表会を開催。実行委員長の田川博己JATA会長が「今年はホップ・ステップ・ジャンプのジャンプの年。一定の完成形を作る。中身の濃い大会にしたい」と意気込みを語った。

 国内・訪日旅行展示は、酒蔵ツーリズムやアニメツーリズム、エコツーリズムなどテーマ別観光に注力。体験型メニューなどを提供し、「モノからコトへ」移行している新しい観光の「見える化」をはかる。

 海外旅行の展示は海外旅行の魅力を発信するため、新しいマーケットを特集。①アドベンチャーツーリズム②スポーツツーリズム③クルーズ④留学⑤リゾートウェディング――の5つのコーナーを新設する。

竹川智世さんを広報アンバサダー任命

 同日は、今年の広報アンバサダー「2018ミス日本みどりの女神」の竹川智世さんの任命式を開催。竹川さんは「今の時代、私たちはいつでもどこでも世界とつながることができます。検索するだけでありとあらゆる情報を得ることができ、旅行に行った気分になれます。しかし、いくら画面越しで映像を見るよりも、直接出掛けた方が楽しいに決まっています。私はミス日本の活動で各地に出掛け、豊かな自然や人の温かみに触れ、こんなにいい所が日本にはたくさんあったのかと知ることができました。ただ動画を観るだけでは、傍観者にしかなれません。ですが、旅に出ると主人公になることができます。一人ひとりが主人公になれる場所がツーリズムEXPOジャパンです。ぜひ会場でお会いしましょう」と来場を呼び掛けた。

ツーリズムEXPOジャパン2018概要

開催日:9月20日(木)~9月23日(木)

会場:東京ビッグサイト・会議棟、東展示棟1~6、西展示棟3、東京コンファレンスセンター・有明

主催:公益社団法人日本観光振興協会、一般社団法人日本旅行業協会(JATA)、日本政府観光局(JNTO)

合同開催:VISIT JAPANトラベル&MICEマート(VJTM)2018(主催JNTO)

来場者目標:19万5千人(業界日・5万5千人、一般日・14万人)

大阪開催へ一致団結(右から2人目が大阪観光局の福島会長)

 また、会見では来年の「ツーリズムEXPOジャパン2019」の概要も発表した。19年10月24日(木)~10月27日(日)にインテックス大阪および周辺で開催する予定。来場者数は13万人を目指す。

 これまでの事業に加え、大阪ならではの展示を展開する予定。2021年のワールドマスターズゲーム開催や25年には万博誘致を目指すなど、関西に注目が集まっているタイミングでEXPOを開くことで、「関西ブランドの確立」をはかりたい考え。また、大阪を西日本エリアの観光のハブとする狙いや観光イベントの事業モデルを大阪に伝播させる狙いもある。田川会長は「東京と大阪の2大都市に世界中から人が集まる起爆剤にしたい」と大阪開催への期待を語った。

 開催地からは、大阪観光局の福島伸一会長が出席。「大阪では大型の観光や文化、イベントが目白押し。EXPOの大阪開催はこれをリードし、シナジー効果を出していただける絶好のチャンス。オール大阪、オール関西で最大限サポートする。大阪らしさをいかに出せるか検討していきたい」と意気込んだ。

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