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であい博に92万人が来場、龍馬伝効果は535億円

2011年2月11日
編集部
昨年開催の「土佐龍馬であい博」の会場
昨年開催の「土佐龍馬であい博」の会場

 日本銀行高知支店は2月1日、昨年放送のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の直接、間接効果を合計した経済波及効果の着地額を535億円と試算した。同行で昨年4月に試算した409億円を大幅に上回り、高知県県内総生産(08年度、2・2兆円)の2・4%相当となった。

 宿泊客数が19%、日帰り客数が29%のプラスと見込む。直接効果の内訳では飲食が101億円、交通65億円、宿泊52億円、土産49億円、その他75億円となった。

 大河ドラマに合わせ高知、安芸、梼原、土佐清水の県内4会場で開かれた「土佐・龍馬であい博」は、当初予想の65万人を大きく上回る92万人が来場。中心の高知会場は予想比59%増の63万人の来場者でにぎわった。

 レポートでは観光が高知経済の牽引力になるため、自然観光資源を活かした「滞在・体験型観光」の推進やオフ期の誘客、シルバー観光や外国人観光客への対応力強化などが必要と指摘する。

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