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新「いしかり」3月就航 太平洋フェリー

2011年2月21日
編集部

新船「いしかり」

 太平洋フェリーは3月13日、苫小牧から仙台を経由し名古屋を結ぶ航路に新船「いしかり」を就航させる。これに先立ち大阪港天保山で3月9日、内覧会や初入港歓迎セレモニーが開かれる。

 三菱重工下関造船所で建造していた新船「いしかり」は3月8日に完工し、翌9日の午前9時に大阪港に入港する。当日は報道関係者向けの内覧や「初入港歓迎セレモニー」などを開いた後、取引関係者、一般向けの見学会を開く。内覧会とセレモニーは大阪のほか、名古屋、東京晴海、仙台、苫小牧でも開く。

 新船は現在運航している「いしかり」に代わるもので、船名はそのまま引き継いだ。「エーゲ海の輝き」を統一コンセプトに、内装は白と青を基調とした。個室を在来船の2倍となる147室にしたほか、女性専用室も設けた。防振対策も施し、乗り心地も改善した。全長は約200メートル、幅27メートル、総トン数は約1万6千トン。旅客定員は777人で、トラック184台、乗用車は100台を積める。05年1月に就航した「きそ」以来、6年ぶりの新船となる。

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