地球に優しい宿へ、3軒の経営者が事例発表
日本観光旅館連盟(近兼孝休会長)は2月22日、国際ホテル・レストラン・ショー「HOTERES JAPAN2011」の会場である東京ビッグサイト(東京・有明)で、“外客万来”第2回観光特別セッションを開いた。
「地球に優しい宿をめざして~全国の実践事例と可能性PART(3)」をテーマに、石川県加賀市山代温泉の「葉渡莉」、長野県小諸市の「常盤館」、福島県猪苗代町の「ヴィラ・イナワシロ」の3館の経営者が事例発表を行った。
「葉渡莉」専務の萬谷浩幸氏は、“木のぬくもり葉のやさしさ人にやさしく自然にやさしい宿”をコンセプトとして、宿で実施している(1)マイ箸運動(2)打ち水大作戦(3)キャンドルナイト(4)資源再生野菜「加賀五彩」――などの取り組みを紹介した。
常盤館社長の花岡隆氏は、間伐材で27・8%のCO2削減を達成した取り組みや、薪割りボイラー導入の利点に加え、コストや労力に関わる問題点などをあげた。
自然派創作料理の宿として知られる「ヴィラ・イナワシロ」社長の山田慎一氏は、宿の特徴である「地産地消」の取り組みや、オープンキッチンの演出の特徴などを紹介した。