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12年度福島大型CP、4月からプレ事業

2011年3月11日
編集部
佐藤知事(中央)とキャラクター「キビタン」(左)
佐藤知事(中央)とキャラクター「キビタン」(左)

 福島県大型観光キャンペーン推進委員会(委員長=佐藤雄平福島県知事)は2月21日、2012年度を本番として、前後併せて3年間で展開する「福島県大型観光キャンペーン」の実施計画を発表した。プレ事業と位置付ける今年4月からは、福島空港就航都市からの誘客拡大や着地型観光の推進に取り組む。

 事業は福島県、および官民で構成される「うつくしま観光プロモーション推進機構」が実施する。キャッチフレーズは「旅すればふるさと ほっとするふくしま」。キャンペーンでは(1)県民の地域への愛着意識向上(2)300件の地域からの企画提案(3)観光客満足度80%以上(4)年間宿泊者数785万人(09年比10%増)――の4点を目標に掲げている。

 大型キャンペーン期間中(12年度)は、300以上の体験プログラムなどの特別企画も実施する。各プログラムは「まなび」「食」「いやし」などのテーマ別にも広く紹介し、地域や目的などさまざまな切り口で福島の魅力を紹介する。目玉企画として、福島在住の作家・冲方丁さんの吉川英治文学新人賞受賞作「天地明察」を題材にした周遊ツアーも実施する。

 福島県では県下を3地域に分け、中通りの「うつくしま奥の細道『花・街・道』観光キャンペーン」、会津の「極上の会津観光キャンペーン」、浜通りの「うつくしま浜街道観光キャンペーン」の3事業を実施している。これら地域キャンペーンを柱に、特別企画で事業を盛り上げる。

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