「量」から「量+質」へ、今夏目途に閣議決定
観光庁の溝畑宏長官は2月25日に開いた定例会見で、見直しを進めている観光立国推進基本計画について「夏ぐらいの閣議決定を目指したい。量から量+質へ」と見直し内容について話した。
2月10日の交通政策審議会観光分科会で素案を提出。先に報道したとおり、基本的な数値目標は、現行の5目標のうち「日本人国内観光旅行の1人当たり宿泊数」を省き、新たに観光地の魅力向上をはかるため「国内観光地の旅行者満足度」を加える方針だ。溝畑長官は「今まで量的な指標が多かったが、満足度やホスピタリティなど質的な指標を導入したい」と話した。また、「若年層への旅行喚起」も盛り込む模様で、「政府だけでなく、地方、民間も含めて旅行ムーブメントを興したい。観光を日本経済再生の起爆剤に」と語った。