昭文社が「まっぷるリンク」を利用した移動情報連動型広告サービスを開始
2018年6月18日(月) 配信
昭文社は6月から、累計ダウンロード数1300万の同社ガイドブック無料付録アプリ「まっぷるリンク」の利用者を対象に、位置情報連動型の広告配信サービスを始めた。まっぷるリンクはこの1年間のコンテンツダウンロード数が500万を超えるなど人気を集めている。オフライン行動データプラットフォーム「Beacon Bank(R)」を提供するunerryと協業して行う。
昨今、スマートフォンの位置情報を利用し、Beacon(ビーコン、電波の受発信装置)をはじめとするジオフェンス※反応エリアに入ると広告やクーポンなどのコンテンツを配信するサービスが広まりつつある。今回は、国内のBeaconの設置情報をネットワーク化して保持するunerryと手を組んだ。「まっぷるリンク」利用者のスマートフォンにリアルタイムで広告を届ける「電子チラシ広告」と、「観光客ターゲティング広告」の2つの広告を可能にした。
サービスの特徴は「まっぷるリンク」利用者が、旅先でアプリを利用している状況、つまり「観光客」に絞り込み、位置と状況に適した広告を「ジャストタイミングで配信する」こと。さらに、ダウンロードコンテンツからエリアが特定できるため、日常生活その他旅行以外の人に観光情報を配信するようなミスマッチを避けることができ、的確な広告配信を実現できるという。
※ジオフェンス=GPS・Wi-Fiスポット・Beaconを中心点に設置する仮想境界線