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訪日外国人旅行者数5月は16・6%増の268万人で過去最高 観光庁

2018年6月21日
編集部:平綿 裕一

2018年6月21日(木) 配信 

田村長官が訪日外国人客数などを報告。6月20日・国土交通省内

 

日本政府観光局(JNTO)によると、5月の訪日外国人旅行者数は前年同月比16・6%増の267万5千人で5月として過去最高となった。重点20市場中マレーシアを除く19市場で5月として過去最高。欧米豪市場すべてで前年と比べ2ケタ増と好調だ。累計は1319万4400人(15・6%増)だった。来月には累計1500万人を超す見通しで、初の年間3千万人到達が現実味を帯びてきた。

 「幅広い地域から日本に来てもらっている」。6月20日(水)の会見で、田村明比古観光庁長官は引き続き堅調に伸びていると報告。アジア地域を中心にLCC(格安航空会社)などの航空便数の増加が、訪日外国人旅行者数の底上げに寄与した。

 インドネシアとマレーシアは5月にラマダン(断食月)が始まったが、インドネシアはLCC便数の増加がラマダンの影響を相殺した。同26・5%増の3万1500人と大きく伸びた。

 一方でマレーシアは昨年、ラマダンが5月下旬に始まっていたが今年は中旬に移動。学校の休みも6月に移り、同1・1%増の3万6400人に留まった。ただ田村長官は「逆に言えば6月はかなり高く伸びることが予想される」と期待を示した。

 このほか、韓国が64万400人(同14・6%増)、中国が66万8600人(同29・3%増)、台湾が44万100人(同8・0%増)、香港が19万500人(同4・9%増)だった。4市場の合計は193万9600人で全体の72・5%を占めた。

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