ジェイアイ傷害火災とソニー損保が海外旅行保険で業務提携へ
2018年6月22日(金) 配信
ジェイアイ傷害火災保険はこのほど、ソニー損害保険が6月21日からインターネット経由で始めた海外旅行保険において業務提携を結んだ。
ジェイアイが取り扱うインターネット専用海外旅行保険「t@biho たびほ」を通じ、ソニー損保の海外旅行保険を支援。顧客に24時間365日、日本語の事故対応デスクなど充実したサポートサービスを提供していく。
JTB総合研究所の調査によると、日本人の海外旅行者数は2012年の1850万人をピークに減少を続けていたが、16年に1711万人、17年は1788万人と上昇傾向にある。今年に入っても2月以外は前年度を超えるなど好調だ。
近年、旅行業界の変化は著しい。海外旅行の約7割がインターネット経由で予約。旅行形態も個人手配旅行や自由行動型ツアーに移行し、海外旅行保険は最も保険契約のインターネット化が進んでいる商品ともいわれているという。
ただ、損害保険会社が海外旅行保険に新規参入するときの壁は高い。顧客対応などの体制構築に伴う初期投資や、海外アシスタンスサービスの構築も必要になってくる。
今回同社では、海外旅行保険の取り扱いに必要な各種オペレーションを第3者に提供できる体制を整えた。ソニー損保との提携で、「t@bihoたびほ」を通じたサポートサービスを提供し、「より多くの海外渡航者のさらなる安心と信頼を得られるよう努めていく。海外旅行保険のリーディングカンパニーを目指す」と意気込む。