訪日外客62.5%減の30万人、4月の推計値発表
日本政府観光局(JNTO)が発表した2011年4月の訪日外客数推計値は、前年同月比62.5%減の29万5800人。4月として過去最高を記録した10年と比べ、約49万2400人少なかった。
震災発生後の3月12-31日までの73%減よりは減少幅が縮小したもの、月次ベースでは、過去50年間のなかで最大の減少幅。単月の数値で30万人を割ったのは、SARSの影響を受けた03年5月以来、7年11カ月ぶりとなった。減少幅の大きい順に、香港が87.6%減、シンガポールが82.6%減など。
一方、出国日本人数は、前年同月比9.0%減の110万4000人で、2カ月連続の減少となった。