VR作品で5体の国宝土偶の美しさを鑑賞
2018年6月27日(水) 配信
東京国立博物館と凸版印刷は7月4日(水)から、縄文時代の土偶の美をテーマに、国宝指定の土偶5体の造形的な美しさに注目したVR(仮想現実)作品「DOGU 美のはじまり」を同博物館東洋館内「TNM & TOPPAN ミュージアムシアター」で公開する。
同VR作品の製作にあたり、新たに国宝「中空土偶」(北海道函館市蔵、函館市縄文文化交流センター保管)と国宝「合掌土偶」(青森県八戸市蔵、八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館保管)の2体の高精細デジタル撮影と立体形状計測を実施。同デジタルデータを活用し、それぞれの土偶特有の表面の細かな文様や、実物では見ることが難しい部分の造形も詳細に鑑賞可能にした。また、函館市が取得したCTスキャンデータを用い、「中空土偶」の内部構造をVR上で可視化。内部に残る粘土紐の輪積みの跡など土偶の製作過程を推測することもできる。
VR映像に登場する5体の土偶は、東京国立博物館で2018年7月3日(火)~9月2日(日)まで開催される特別展「縄文-1万年の美の鼓動」で展示されるため、実物とVR作品の双方の鑑賞も楽しめる。なお、国宝土偶の展示期間で国宝「縄文のビーナス」「仮面の女神」が展示されるのは、7月31日(火)~9月2日(日)まで。
□ VR作品「DOGU 美のはじまり」について
およそ1万3千年前から約1万年続いた縄文時代。つくられた土偶の多くは、女性をイメージしたカタチをしている。これまで我が国で発見された土偶は約2万点に上るが、そのうち国宝に指定されているのはわずか5点に過ぎない。それら5体の国宝土偶が、本作で一堂に集結。ナビゲーターの案内により、VR技術で美しく再現された土偶の姿を楽しむことができる。
□ VR作品「DOGU 美のはじまり」をもっと楽しもう!SNSに投稿して限定ステッカーをゲット
同作品の記念撮影スポットでの写真や感想などにハッシュタグ「#トーハクで土偶2018」または「#DOGUVR2018」をつけてSNS(交流サイト)に投稿すると、ミュージアムシアター限定ステッカーをプレゼントする。
交換日時: 7月4日(水)~9月30日(日)のシアター上演日。午前9:30~午後5:00(ただし、ステッカーがなくなり次第終了)
※祝日を除く、月曜日・火曜日はシアター休演日。
対象SNS: Twitter/Facebook/Instagram
交換方法: 投稿した画面をカウンタースタッフに提示