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被災地へ温泉出前、秋保温泉と共同で33トン

2011年6月11日
編集部
自衛隊仮設風呂で温泉出前
自衛隊仮設風呂で温泉出前

 岐阜県・下呂温泉旅館協同組合(瀧多賀男理事長)は5月12―19日の8日間、宮城県・秋保温泉旅館組合(佐藤勘三郎組合長)と共同で、宮城県と福島県内の被災地に設置されている自衛隊の仮設風呂を中心に温泉出前のボランティアを実施した。

 下呂温泉旅館協同組合は温泉出前専用タンクローリーを保有し、阪神・淡路大震災の際も神戸市内へ温泉出前を中心としたボランティアを実施。前回の経験を活かし、今回の震災でもいつでも被災地へ向かえるよう準備を進めていたが、温泉出前先の準備が整い、このタイミングでの実施となった。

 出前先は、宮城県七ヶ浜町生涯学習センター内浴室、七ヶ浜町国際村自衛隊仮設風呂、宮城県石巻市立図書館自衛隊仮設風呂、石巻市消防本部グランド自衛隊仮設風呂、南三陸町馬場中山生活センター民間ボランティア運営避難所、福島県相馬市立向陽中学校自衛隊仮設風呂、福島市あづま総合運動公園自衛隊仮設風呂の7カ所、計10回。総供給温泉量は、下呂温泉、秋保温泉合わせて33・5㌧にのぼった。

 下呂温泉は、被災者支援のための活動に積極的に取り組み、大震災発生後の3月16―20の5日間、懇意にしていた福島県郡山市商工信用組合から緊急避難として、職員15家族59人を8旅館で受け入れた。また、5月14、21、28日にはそれぞれ「希望の光」「こころ一つに」「がんばろう!日本、頑張ろう!東北」をテーマに、東日本復興祈願花火大会を実施し、各回2千発の花火を打ち上げた。

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