白タク排除に向け、啓発キャンペーン実施へ 中部運輸局
2018年6月27日(水) 配信
中部運輸局は昨今増えている白タクの排除に向けた啓発キャンペーンを行うと発表した。
訪日外国人旅行者が急激に増加するなかで、スマートフォンなどで事前に予約・決済する配車アプリを使い、空港や観光地を中心に自家用車を使用してのタクシー行為(いわゆる白タク行為)が横行している。関東・近畿運輸局管内などで、警察当局に摘発を受ける事例も発生。今回は訪日外国人旅行者に安全・安心な旅行を楽しんでもらうため、愛知県警らと合同で実施する。
7月5日(木)午後2時から中部国際空港アクセスプラザで、旅行者を対象に啓発チラシを配布する。訪日外国人旅行者が観光へ出る前に、違法でリスクの高い白タクを使わないよう呼び掛ける。
白タクは、タクシーと違い、運転前のアルコールチェックや保険の義務付けがない。「白タクの事故でけがをした場合、補償が受けられない恐れがある」(同局)。日本では自家用車を使用して有料で人を乗せることは禁止されている。違反した場合は、3年以下の懲役か300万円以下の罰金、またはその両方が科されることがある。