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No.282 人吉温泉女将の会「さくら会」 - 豊富なアイデア、即実行

2011年6月21日
編集部

人吉温泉女将の会「さくら会」
豊富なアイデア、即実行

 「第22回全国旅館おかみの集い」運営委員長を務める有村政代女将(清流山水花あゆの里)の地元・熊本県人吉温泉の女将の会「さくら会」(会長=富田千鶴子・鍋屋本館女将)が熱い。参加する10人の女将が、「人吉温泉をメジャーに」を最大の目標に、ユニークなイベントの企画や、「さくら会」オリジナルグッズの販売、マスコミへのPRなどに活躍している。毎日のように連絡を取り合い、「アイデアが出たら、即実行」をモットーとする「さくら会」に迫る。

【増田 剛、鈴木 克範】

「人吉温泉をメジャーに」

 5月27日に取材のため、人吉温泉を訪れたとき、「さくら会」メンバー10人のうち、会長の富田千鶴子女将(鍋屋本館)、有村政代女将(清流山水花あゆの里)、田口妙子女将(純和風旅館芳野)、松田淳子女将(町屋旅館一富士)、堀尾里美女将(人吉旅館)の5人に集まっていただいた。

人吉温泉女将の会「さくら会」の女将たち(人吉駅で)
人吉温泉女将の会「さくら会」の女将たち(人吉駅で)

 人吉温泉には桜並木もあり、華やかなイメージに添いたいとの思いから名付けた「さくら会」が結成されたのは、1994年10月のこと。九州自動車道・人吉―八代間が開通した1989(平成元)年からしばらくは、人吉が高速道路の最終地点だったために観光客でとてもにぎわった。しかし、6年後の1995年には自動車道が鹿児島まで全通するため、人吉温泉の女将たちも「通過点」になることに危機感を抱いていた。

 

※ 詳細は本紙1424号または日経テレコン21でお読みいただけます。

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