「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界遺産に認定
2018年7月2日(月) 配信
ユネスコの第42回世界遺産委員会は6月30日(土)、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を世界遺産一覧表へ記載することを決定。「17 世紀から19 世紀の2 世紀以上にわたるキリスト教禁教政策の下で密かに信仰を伝えた潜伏キリシタンにより育まれた、独特な宗教的伝統を物語る他に例を見ない証拠である」と評価した。
長崎県の中村法道知事は同日談話を発表。「構成資産の多くが点在し、人口流出や高齢化が進む離島・半島地域をはじめとした地域の活性化に取り組む」とし、住む人に誇りを、訪れる人に感動を与えられるような世界遺産を目指す」と宣言した。
□「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」
資産は、10集落、1城跡、1聖堂の12資産で構成。日本のキリスト教伝来期から、禁教による迫害の時代を経て、禁教が公的に解かれカトリックの信仰が復活した最後の段階までを伝える。
構成資産:
原城跡(南島原市)、平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳)、平戸の聖地と集落(中江ノ島)、天草の﨑津集落、外海の出津集落、外海の大野集落、黒島の集落」、野崎島の集落跡、頭ヶ島の集落、久賀島の集落、奈留島の江上集落(江上天主堂とその周辺)、大浦天主堂(長崎市)
□関連イベント
東京都内
場所:長崎県アンテナシNッ プ 「日本橋 長崎館」イベントスペース
期間:7月31日(火)まで
※ 他のイベントが開催 されない日のみ。
内容:
世界遺産商品販売
教会群ポストカード、教会群ネクタイ(長 崎まちづくり屋)、登録記念手ぬぐい、大浦天主堂プラモデル、本、アサヒスーパードライ記念缶、長崎館通常販売商品(大 浦天主堂ポップアップカー ド、菓子類など)
写真展:写真家 ・池田勉氏の写真パネル展示
その他:チェキ写真会、試食販売など
「 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遣産」を旅するセミナー
「 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遣産」を旅するセミナー
日時:7月7日(土)。午前11:00~と午後1:00~ の2回 、各回20人程度
内容:解説DVD上映、世界遺産登録地周辺の観光情報の紹介、JTB旅 行商品案内
長崎県観光プロガー 「ともっち」 トークショー
日時:7月7日(土)。(午後12:00~と午後2:00~の2回 、各回20人程度)
内容:世界遺産登録地周辺の「ともっち」おすすめ情報、この夏おすすめの長崎情報の紹介
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」最新版パンフレットと長崎銘菓 「湯せんぺい」配布
1千人に、日本橋長崎館前で「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」最新版パンフレットと長崎銘菓 「湯せんぺい」配布配布
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター」
教会見学時のマナー啓発や見学者の受け入れ業務などを行う。
TEL:095-823-7650