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14年に組織改定を、藤本武夫氏が新会長に 農旅ホ連

2011年7月21日
編集部
農旅連・藤本新会長
農旅連・藤本新会長

 農協観光協定旅館ホテル連盟(日垣信三会長、1685会員)は6月30日、東京都文京区の東京ドームホテルで2011年度通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選で長野県・ホテル圓山荘社長の藤本武夫氏を新会長に選出した。藤本新会長は「微力ながら、日垣会長に負けないよう旅連発展のためにがんばりたい」と抱負を述べた。

 日垣会長は冒頭のあいさつで「会員の減少や活動費の縮小などで誘客事業にも多少影響がでている。2014年4月1日の組織改定を目指して、今年度から組織検討委員会を立ち上げ改革の一歩を踏み出した」と新たな動きを紹介した。また、「震災による自粛ムードが続いているが、こんなときこそ“絆”を胸に会員相互や農協観光との関係を深めていきたい」と一層の連携を強調した。

 農協観光の田辺豊社長は「数年来、販売高は前年を割る状況が続いた。10年度は減少を食い止められると見込んでいたが、震災の影響をカバーできなかった」と昨年度の事業を報告。「今年度は、スタート時点から大きな影響を受けた。しかし、今こそ事業パートナーの皆さんの力とJAグループの力を結集し、農をベースとした絆づくりのために旅行を利用してもらうことが、被災地の復興支援や農村の理解につながる」と語った。

 

農協観光・田辺社長
農協観光・田辺社長

 前年度は宿泊券増売対策で宿泊商品「こだわりの宿」の告知支援をし、旅連施設の利用拡大をはかった。JAグループの販売拡大に協力するためのフレンドリーキャンペーンは、1会員30万円を目標に展開し、1億6千万円の実績を上げた。

 

 今年度は宿泊券増売対策として、地方空港を利用した国内線チャーター便、JR列車の貸切商品などの地域商品と連携したグリーンツーリズム商品の販売支援や「こだわりの宿」の商品造成と取扱拡大に積極的に参画する。また、フレンドリーキャンペーンは3年目として、1会員30万円を目標に掲げる。

 同日は農協観光協力みのり会(岩原繁弘会長、1283会員)も11年度通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選で岩原会長を再任した。今年度は創立30周年を迎えるため、9月14日に宮崎県・宮崎観光ホテルで記念式典を開く。

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