中国版ミニブログで提携、Find Japanと新浪
日本国内への店舗、施設へ外国人旅行客の集客、受入れ支援事業を展開するFind Japan(井上勉社長、東京都豊島区)はこのほど、中国のポータルサイト最王手「新浪(Sina.com)」を運営する新浪(シナ)と、日本における中国版のミニブログ「新浪微博(シナ・ウェイボー)」の公式アカウント発行の総代理を一任する業務提携を行った。
「新浪微博」の公式アカウントサービスは7月1日から開始。Find Japanは日本での公式アカウントの審査・発行・認証のほか、コールセンターによるサポートサービス、定期的なメールマガジンの発行を行う。公式アカウントの認証を受けた個人、一般企業、観光地、自治体などは、1億4千万人の「新浪微博」のユーザーに信頼性のある情報発信、低コストで効率の高いプロモーションができる。
Find Japanの井上社長は「中国のインターネット人口は4・7億人、モバイル利用人口は3・7億人といわれる。しかし中国の情報規制は厳しい。本土からは多くの海外コンテンツがアクセス制限されており、フェイスブックやツイッターなども利用できない。ミニブログサービス、ウェイボーの出現でその環境が変わりつつある。海外進出のビジネスチャンスは誰にも平等にあると感じていただきたい」と語った。
新浪微博は、単にテキストや動画、写真を投稿できるだけでなく、マーケティングリサーチにも活用できるのが特徴。簡単なアンケートのほか、地域分布や増加推移、男女比率などユーザー属性の分析ができる。新浪微博公式アカウント認証サービス料金は月額1万9800円(12カ月契約)。内容はアカウント開設代行、認証、メールマガジン配信、カスタマーサポート。今後、翻訳、配信代行、アカウント運用代行などのオプションをリリースする予定。
新浪微博に公式アカウントを持ち、積極的に中国に情報発信している行政・企業・個人を表彰する「新浪微博つぶやきチャイナ賞」の授賞式も行われた。受賞者は次の通り。
【行政の部】都道府県部門 岐阜県▽市町村部門 札幌市▽特別賞 福島県【一般企業の部】全日本空輸【個人の部】DiVA from AKB48。