2011年海外旅行者数は1625万人、2.3%減と予想
財団法人日本交通公社が7月21日に開いた第16回海外旅行動向シンポジウムで、主任研究員の黒須宏志氏は「どうなる震災後の海外旅行マーケット」のなかで、2011年の海外旅行者数を前年比2.3%減の1625万人と予想。7-8月は前年並みから微増(同1-2%増)で推移するとみられ、9月は20代女性の間際での動きが活発化することに期待を寄せた。また、3月11日に発生した東日本大震災が、過去の9・11や新型インフルエンザなどと比べ海外旅行動向にそれほど大きな影響を与えていない要因として、「海外、航空機搭乗に危険がない」「脱出需要」などに加え、経験値の高い旅行者の「クライシス馴れ」も指摘した。