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古代と現代の時空を旅する(ホツマ観光研究会)

2011年8月22日
編集部
天橋立を背景にホツマ観光研究会のメンバー
天橋立を背景にホツマ観光研究会のメンバー

 ホツマ観光研究会(会長=原祥隆帝京大学非常勤講師)は7月16、17日の2日間、京都府の竹野神社(京丹後市)や比沼麻奈為神社(同)、元伊勢内宮皇大神社(福知山市)など、アマテルカミ(天照大神)と縁の深い神社や土地を観光で訪れ、古代の日本を想像しながら現地体験をした。

 ホツマ観光研究会は、「ホツマツタエ」を研究し記述された地域を観光することによって、日本の地方に脈々と息づく伝承に触れ、真の日本、東アジアの古代史を紐解くことを目的としている。毎月1回東京都文京区の東洋大学(事務局は島川崇研究室)で、ホツマツタエの研究者・一糸恭良氏(東神商事代表取締役社長)を中心に、有志の研究会員約10人が学んでいる。

 「ホツマツタエ」は1966(昭和41)年に故松本善之助氏(現代用語の基礎知識・自由国民社初代編集長)によって再発見(最初の発見は江戸時代)された未確定の歴史書。現在、古事記・日本書紀の原書として研究が進んでいる。ホツマツタエは古代文字で書かれ、記紀が神話(天孫降臨伝説)とした世界を、神話ではなく、人の営み(実話)として描いている。

 ホツマ観光研究会は、ホツマツタエの記述をもとに、全国各地を観光し、地域のホツマツタエの伝承を調べ現地体験することで、これまで解明されていなかった縄文時代前期以降の歴史に、新たな足跡を見出していこうとする、“古代と現代の時空を旅する観光”を楽しむ会である。

【増田 剛】

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