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No.287 夏のロングステイ - 節電対策から需要拡大

2011年8月22日
編集部

夏のロングステイ
節電対策から需要拡大

 今夏、全国的に電力需要がひっ迫する関係から節電対策のために長期休暇を実施する企業が増えた。これに伴い需要が拡大したロングステイ旅行商品について、JTBの高木俊光国内企画部長に聞いた。また、震災以前から積極的にロングステイに取り組んでいる地方の2つの事例を紹介する。ロングステイ定着の鍵を握るのは過ごし方の提案だ。着地コンテンツとの相性の良さも見えてきた。

【沖永 篤郎】

「もう1泊したくなる」を提案

平均5・16泊京都が人気

 ――ロングステイ旅行商品の売れ行きは。

 エースJTBから北海道・九州・沖縄エリアと、信州・関東・京都など本州エリアの2つのパンフレットでロングステイプランを投入した。昨年7―9月の夏旅行の平均泊数は1・67泊、関東発に限定すると1・33泊と限りなく1泊に近い実態を踏まえたうえで3―9泊の設定で提案している。7月末時点の実績で申し込みは343件、利用者数は973人、人泊数は5千人泊、平均宿泊数は5・16泊。一部のお客様から反応をいただいている。

JTB国内企画部長 高木 俊光 氏

 北海道・九州・沖縄は2300人泊、361人が利用した。平均宿泊日数は6・38宿泊。一申し込みあたりの平均単価は21万5千円。もちろん沖縄などは基幹商品で3―5泊プランを用意していて、ここでしっかり売れている。本州は2700人泊、612人が利用した。平均宿泊は4・45泊。一申し込みあたりの平均単価は9万7千円。

 「サン&サン」ブランドからは、1週間以上から30連泊までの極端なプランも試験的に出した。約100人が利用し、1500人泊ほど売れている。

※ 詳細は本紙1430号または日経テレコン21でお読みいただけます。

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