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エクスペディアグループが福岡市と観光振興協定結ぶ

2018年7月6日
編集部:平綿 裕一

2018年7月6日(金) 配信 

左からがマイケル・ダイクス氏、髙島宗一郎福岡市長

エクスペディア グループはこのほど、福岡市と観光振興連携協定を結んだ。日本の都市と協定を結ぶのが九州エリアは初で、17 年 9 月の京都との提携に続き2 度目となる。ラグビーワールドカップ 2019 の開催地である福岡市は、19 年に備えて外国人旅行者の受入整備を進めている。同グループは福岡市のアドバイザーとなり、外国人旅行者誘致のためのマーケティング活動と情報提供を行う。

 今回の協定締結で同市は、同グループが持つビッグデータや世界水準のノウハウを活用できるようになる。髙島宗一郎福岡市長は、「欧米豪からの旅行者の誘致や観光産業の発展に戦略的に取り組める。頼もしいパートナーを得られたことは、福岡市の観光振興、そして地域活性化につながると確信している」と強調した。

 最新調査によると、17 年 4 月~18 年3 月に福岡市を訪れた外国人旅行者数は前年同期比70% 増と大幅に増えている。韓国や香港、台湾などの近隣アジア諸国をはじめ、アメリカやシンガポールからも多くの旅行者が訪れているという。とくに増加率が顕著だったのはスペイン (1200% 増)と中国(180% 増)、オーストラリア(50% 増)。受入環境整備が急がれる。

 今後は、同グループが世界中で展開する複数ブランドのウェブサイトに設けた特設ページやバナーを通じ、福岡市のプロモーションを行う。サイト利用者には福岡市内の宿泊施設の販売促進していく。そのうえで、ご当地グルメや博多旧市街、伝統工芸品などを紹介する。対象市場はイギリス、フランス、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、スペインを予定。

 さらに福岡市の公式シティガイド「YOKANAVI.COM」に同グループが展開するブランドの1つ、Hotels.com を用いた宿泊施設の検索・予約機能を追加する。

 このほか、市内の宿泊施設らには外国人旅行者のビッグデータ、ノウハウなどについてセミナーを開く。観光ビジネスの起業家向けには、初期段階から販路の確保、運営・販促ノウハウなどに関するセミナーも開催する見通し。

 エクスペディアホールディングス株式会社代表取締役、ロッジング パートナー サービス日本・ミクロネシア地区統括本部長、マイケル・ダイクス氏は「今後、福岡市内の提携宿泊施設様に対し、オンラインを最大限に活用して、効果的に外国人旅行者を誘致するためのさまざまな方法を伝えていく」と語った。

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