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第3回観光甲子園、グランプリが決定

2011年9月10日
編集部
グランプリの富良野緑峰高校
グランプリの富良野緑峰高校

<グランプリは富良野緑峰(北海道)と油木(広島)>

 高校生が主役となって地域の観光資源を再発見・再発掘して作り上げた「地域観光プラン」を競い合うコンテスト、第3回「観光甲子園」の本選大会が8月21日、兵庫県神戸市の神戸夙川学院大学を会場に開かれた。同大会組織委員会(委員長・石森秀三北海道大学観光学高等研究センター長)が主催し、同大が共催。文部科学省、観光庁など21団体が後援した。

 本選では全国35都道府県から、大会に参加した72校が提出した134観光プランの中から予選審査を行い、突破した10校の生徒が、8人の審査委員を前にプレゼンテーションを展開。グランプリの文部科学大臣賞に北海道立富良野緑峰高校、観光庁長官賞に広島県立油木高校が輝いた。ほかに準グランプリ3校、優秀作品賞5校が決定。10校以外から6校に特別賞が贈られた。

 毎年、高校生らしいユニークなプランが発表されるなか、グランプリ2校は富良野緑峰が「定住」、油木は「ミツバチ」をテーマに選んだ。

 緑峰高校のプランは「へそのまちがええじゃないか!~ふらの人になるSUMMER&WINTER Wツアー~」。富良野の魅力をより深く理解してもらうため、20―40歳代の夫婦・家族を対象に移住に向けた観光を提案。夏、冬2回実施し、宿泊施設はお試し住宅を利用。富良野での生活、農業を体験し、地元の人と交流をはかる。

 油木高校のプランは「花咲く神石高原町・ミツバチの里夢プラン」。人口1万1千人の町の学校は生徒数が200人という地元密着の農業高校。耕作放棄地を花畑に変えて「ミツバチ」を飼育し、蜂蜜を活かした加工品を製造。れんげ祭りで観光客を呼び込み、蜂蜜創作料理でもてなす。

 審査委員長の石森氏は「高校生が真剣に地域と向き合って、さまざまな観光プランを練り上げてくれることに深く感動している」と感想を寄せた。

 グランプリ以下は次の通り。

 【準グランプリ】私立清真学園高校(茨城)▽佐賀県立嬉野高校(佐賀)▽山形県立鶴岡中央高校(山形)【優秀作品賞】松江市立女子高校(島根)▽大阪府立能勢高校(大阪)▽京都府立桂高校(京都)▽埼玉県立秩父農工科学高校(埼玉)▽愛媛県立弓削高校(愛媛)

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